④A longing for afternoon tea


~憧れのアフタヌーンティー~



5月3日(日)。
ロンドンの日曜日はほとんどのお店が早く閉店する。
なので、今回のツアーに無料の選択オプションで付いていた<コッツウォルズ周遊ツアー>をこの日に設定。



ヴィクトリア駅に8:00集合。
各自で集合場所まで行かなければならない。

ホテルの朝食ビュッフェは8:00からなので、昨日スーパーで買った朝食を食べる。
120%旅行を楽しみたい私は、朝6:40にホテルを出発。


ランカスター・ゲートを通ってケンジントン・ガーデンズに入り、お隣のハイド・パークへ。ハイド・パークからロング・ウォーター沿いをさらに下り、ハイド・パーク・コーナー駅を通り過ぎ、ヴィクトリア駅までまっしぐら。



集合時間5分前に到着。

途中、間に合わないかもと本気で焦った。。

通り過ぎてきた公園は本当に広くて、何人かジョギングしてる人とすれ違った。
その中に日本人女性もいた。

写真撮影をお願いして日本人だと分かった。

これまでに日本人だと思って話しかけたら中国人とか韓国人とか多かったから、なるべく最初は英語で話しかけるようにしています。。

こっちに住んでるのかな。



本日のオプショナルツアーの参加者は全員日本人
1人参加の人も何人かいる様子。

ここでコッツウォルズの説明を少し。
イギリスで最も美しいカントリーサイドの1つと称されている。
ロンドンから西へ約200㎞。
かなり人気のあるオプショナルツアーの1つでもある。
このツアーではコッツウォルズにあるバーフォード、バイブリー、ボートン・オン・ザ・ウォーター、ブロードウェイを回ります。



1つ目のバーフォードには10:15到着。
40分の自由時間。
なだらかに傾斜する坂道を、両サイドの家並みを見ながら登る。












しばらく歩いたら建物が無くなるのでUターンして引き返す。
可愛い玩具みたいな村。
少し時間にゆとりを持ってバスに戻る。



2つ目はバイブリー
ここはウィリアム・モリスが「イングランドで最も美しい」と称賛した村
ウィリアム・モリスを覚えていますか?

そう、③で出てきました。

V&Aのティールームの装飾を手掛けた人です。

彼は19世紀末の詩人で工芸家。

芸術と生活を一致させるという<アーツ&クラフト運動>を行っていました。
村全体、どこを見ても絵になる風景ってガイドブックに書いてあった。

まさにその通り!
ここも40分の自由時間だけど、本当に小さな村だから時間は十分。
プラプラ歩いている途中、同じく一人参加の女性(以下、Tさん)に話しかけてみた。

Tさんはフランスにアパートメントを借りて旅行中とのこと。
フランスにいる友達に会いに来たんだって。
そのついでに、ユーロスターに乗って1泊2日でイギリスに来て、今回のオプショナルツアーに参加したらしい。

短期滞在でもアパートメントを借りられて、しかも安いとのこと。
かなり英語力がありそう。うむむ。。



3つ目はボートン・オン・ザ・ウォーター

自由時間90分。
ここで各自、昼食をとります。
各グループに1枚ずつ地図を渡される。
ランチにおすすめのお店などが載っている。

実はランチのお店、事前リサーチ済みです!
そのお店も地図に載ってた。


朝から激しく散歩(途中からジョギング?)した結果、死ぬほどお腹がすいていた私。
さっき、バイブリーでお話ししたTさんは何系が食べたいのかな。

もし、、好みが合ったら…という気持ちで、ダメでもともと、話しかけてみる。

すると、ランチのお店はすでに予約済みとのこと。
しょぼーん。。ちなみにどこのお店か聞いてみる。
なんと、私が行きたいと思っていたお店、<Mary’s rest tea room & café>だった!!
もしよかったらご一緒させていただきたいと申し出るとOKとのこと。
何という偶然!

お店は解散場所からすぐ近くにあった。
お店に入ると、先客1名と、私たちの前に入った家族連れだけ。
どうやら予約なくてもいけそう。





1人だったら、ここのcream teaを注文するつもりだった。
アフタヌーンティーにはいくつか種類があって、

3段重ねのセット(サンドイッチ・ケーキ・スコーン・ティーのセット)high tea(多分そのはず、汗)と呼ばれています。
そしてスコーン2個とポットのティーセットcream teaと呼びます。

メニューを見るとアフタヌーンティー£33/2人。これはかなりリーズナブル!!
ホテルで食べると1人でこれくらいの値段がします。
また、ホテルの場合はだいたい2人からしかオーダーできなかったり。。
それに、アフタヌーンティーというだけあって、注文できるのは15:00過ぎからとか色々制約があったりする。
なので迷わずこちらを選択!



お店のおじさん:これはかなりボリュームがあって、3人でシェアしてちょうどいいよ。
Tさん:私たちはすっごくお腹すいてるから大丈夫よ。
お店のおじさん:…OK!もし食べられなかったら持って帰れるからね。



なんて流暢な英語。尊敬のまなざしで傍観する私。
くっ、、、、へ、凹んでなんか、凹んでなんかないしっ!!!(号泣)



サンドイッチ、ケーキ(2種類)は選べます。


Tさん:サンドイッチ(サーモン&クリーン)、ケーキ(キャロットケーキ、ヴィクトリアケーキ)
私:サンドイッチ(ブルーベリー&ターキー)、ケーキ(Tさんと同じ)


飲み物は飲み放題。

途中で変えることも可能。

前菜のサラダとポテトチップスが登場してから、待つことしばし。
可愛らしい3段重ねのトレイに乗って、現れるは憧れのアフタヌーンティー♡
スコーンのお供はもちろん、クロテッドクリームとジャム!!

Tさんとサンドイッチを2切れずつ交換。
時間はかかったけど、なんと二人とも完食(笑)
途中、どこかに行ってたお店のおじさんが戻ってきて、



私たちの空のトレイを見たときの顔が忘れられない。

言葉なんていらない!これこそ確かなコミュニケーション!!(笑)




この2年間で完食したのは4グループ(?)くらいしかいないとのこと。

そう、私たちは食べきった。
サンドイッチ4切れ

スコーン2個

大きなケーキ2切れ

ポット2個分のアフタヌーンティーを!!!



腹ペコの私たちに必要なのは、魔法の言葉だけだった。
♪今日は、カロリーなんて、気にしない♪




大満足の食事を終えると、残り時間10分。
バスの停留場所に戻るまでにささっと写真撮影。






4つ目にして最後の場所、ブロードウェイへ。
ちょっとしたマーケットが開催されていて人がいっぱい。
ここも小さな村で、窓に鉢の花が飾られている家がたくさんあった。
50分の自由時間もあっという間に過ぎ、バスでピカデリー・サーカス駅まで移動後、解散となった。



Tさんとも別れ、1人地下鉄に乗ってハイ・ストリート・ケンジントン駅へ。
昨日見つけた24時間営業のスーパーで食料品の買い物。
一旦荷物を置きにホテルに帰ろうかと思ったけど、時間節約のため、そのままケンジントン・ガーデンズに突入して、ケンジントン宮殿へ。






キャサリン妃の第二子誕生。

今回の旅行を計画した時、そんな素晴らしいタイミングで、このイギリスに滞在できるとは思ってもいなかった。
ただ、イギリス国内ではそれほど大きく取り上げられていなかった。

今日のツアーガイドの方も日本の知り合いから、生まれたことを聞いたとのこと。
イギリスは今、選挙の最中で、どちらかというとそちらの方がニュースに多く取り上げられているようだった。

ケンジントン宮殿前には報道陣が集まっていた。

キャサリン妃はまだ病院にいるとのことだったが、戻ってくるのを待っているのだろうか。

ケンジントン・ガーデンをそのまま上に向かって進み、ホテルへ。
買ってきた食材を置いて、すぐにまた出かける。






オプショナルツアーが予定よりも早く終わったため、私のプランも若干修正。
私のホテルの最寄り駅はベイズウォーター駅

そのお隣がノッティング・ヒル・ゲイト駅
ホテル周辺の繁華街、ウエストボーン・グローブを歩いてノッティング・ヒルへ。
ノッティング・ヒルは高級住宅街だけあって辺りは静かです。




ラドブローク・グローブ通りを歩いていると、警官の格好をした二人組の男性に遭遇。
なんとなーく嫌な感じ。
1人に話しかけられた。

ヤバい!めちゃくちゃ早口で聞き取れない。。
でも何となく、「何とか通りを曲がってきたか?」って聞かれているような。。

と焦っているともう一人の男性がいきなりオナラを!!!
めっちゃ笑ってるし。。
コメディアンか?!この2人!!
何度言われても理解できないので、もういいよと去っていった。
時間は21:30。

こんな時間までぶらつく私が悪いのか??
いや、人前で盛大にオナラをする奴が悪い!!!(笑)



小心者の私

冒険を求める私

安全を求める私

飛躍したい私


いろんな自分が存在する


脳内会議は進行中。

でも、足は歩みを止めはしない。

ここまで来たんだ!多少のリスクは承知の上!!


いざ、行かん。

イルミネーションで輝く、あの、タワー・ブリッジへ!!







地下鉄乗り継ぎ、ロンドン・ブリッジ駅に到着。
いつも以上に早歩き。
怖い、大丈夫、怖い、大丈夫。

黒人男性と目が合う。

こわっ、、、くない、大丈夫、大丈夫。。。



ロンドン・ブリッジの上からタワー・ブリッジを眺める。
ついに来た。

ロンドンでも有数の夜景スポット。
さっと写真撮影を済まし、一目散に駅へ戻る。
急いで帰ろうとした矢先、地下鉄で迷ってしまう。
あれ、この駅からどうやって帰ったらいいんだろう。

行きはモニュメント駅からバンク駅で乗り換えてロンドン・ブリッジ駅に向かう。
この、乗り継いだバンク駅をしっかり覚えていなくてパニック状態。



地下鉄内でキョロキョロ。
隣ではカップルが濃厚なキスをしてる。
そして彼女は彼氏と別れ別のホームへ。

残された男性に道を尋ねる。
するとスマホ取り出し、路線を調べてくれる。
地図を見ながら説明を聞く。
帰路確認!帰還可能!!

お礼を述べ、男性と別れる。

イギリス人男性は紳士だ✨

地下鉄に揺られ、最寄り駅到着。
足早にホテルへ。
無事生還。

オールミッションズコンプリート。


ぱんぱかぱーん。
勇気が+50アップしました。

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