①Beginning comes always suddenly

～始まりはいつも突然に～


柚木麻子さんは私が好きな作家さんの一人。

オーストラリアから帰国した翌週の休日、旅の余韻に浸りながら読書をして休息をとっていた。

『ランチのアッコちゃん』の続編、『3時のアッコちゃん』。

アッコちゃんこと黒川敦子は主人公(澤田美智子)の先輩でメンター的な存在。

アッコちゃんに導かれ、美智子は職場内での仕事・人間関係などのトラブルを乗り越え、成長していく物語。

この続編の『3時のアッコちゃん』では、アッコちゃんがイギリスでアフタヌーンティーを学んできて、

美智子にアフタヌーンティーの持つ力を話し、また、彼女が現在抱える問題を解決して、

見事にそれを実証してみせる。



最後の1ページをめくり、ぱたんと本を閉じる。


イギリス、アフタヌーンティー、なまりのあるオーストラリア英語、オーストラリアに英語を持ち込んだイギリス、
迫りくるゴールデンウィーク、英語にどっぷり浸かりたいこの熱い気持ち…


これは何かの啓示なのかもしれない。
単純な私はそう思わずにはいられなかった。


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４月３０日(木)
この日の私はいつもと違った。
完璧に気配を消していた(はず)。
そして完璧なKYK。少しのミスも許されない。
17：00の合図が旅立ちを告げる。
さぁ、行こうじゃないか。